第33回 歌の技術のひとつとしての発音 (/r/ について ②)
2014年5月17日(土)
こんにちは!山本圭美(まみ)です。
さて、唄う際のこと。子音の前にRがあれば(例:bird) 私はあまり極端にアメリカ発音にならないように心がけています。もちろんフレーズの中で単語と単語が隣接する場合も含めてです(例:for you)。 アメリカ発音の/r/は舌の根元を盛り上げて作ることが多く、喉を狭める状態なので、うなるような音になります。
思い切りアメリカの土着感を出す必要がなければイギリス発音にします。または、唄うべき/r/の後半1/4くらいのところで/r/のこもった音を出します。カントリーを歌うならもちろんアメリカ発音でしょ!でもイギリス民謡などがオリジナルなどという曲なら、むしろ完全にイギリス発音にして舌は大人しく下顎に寝かせておきます。
会話ではイギリス発音とアメリカ発音は混ぜないものですが、歌の場合には音を美しく響かせることを目的に発音を替えることが効果的です。
(注:/r/は発音記号、Rはつづり字rを意味しています。)
今日もよい一日を♪