第10回 聞き取れる音、発音できない音2
こんにちは!山本圭美(まみ)です。
ドイツのアメリカンスクールに通っていた頃、日本人の男子生徒同士がよくチェスをしていました。
ある日対戦相手がアメリカ人の先生になりました。終盤になり先生が「ちぇっこー!」と叫んだので観戦していた日本人生徒たちが「え?」という顔に・・「あぁチェックのことですね?」すると先生「だって、いつも君たち日本人はそう言ってるじゃない」。
今にして思えば、日本語の「チェック」という言葉と音はアメリカ人の先生にとっては決して"check"の延長線上にあるものではなかったのです。「ちぇっく」(王手!)という日本語として、彼は意味も理解しつつ、しかし発音の再現は難しかったようです・・・
私たち日本人には、えっ、そこでつまづくの?ということが聞こえのポイントが違うことで起こるようです。立場を替えて考えると色々面白いですね。
今日もよい一日を♪